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『孟子』古代中国の戦国時代の書物

たまには法律分野ではない読書の感想を書きたいと思います。

『孟子』という古代中国の戦国時代の書物に、「貴戚(きせき)の卿(けい)」「異姓の卿」に関する議論があります。孟子が、斉(せい)の国の宣王という王から、卿(=王に仕える大臣)のあり方について質問されました。

孟子は、卿には、貴戚の卿すなわち王の一族である大臣と、異姓の卿すなわち王の一族とは異なる言わば外様の大臣があると答えます。宣王が両者はどう違うのかと重ねて問うと、孟子は「貴戚の卿は、王に大きな過ちがあれば王を諌め、繰り返し諌めても王が聞かない場合には、王を廃して一族の別の者を代わりの王に立てる。」と答えます。

ここで宣王はむっとして顔色を変えますが、孟子は臆することなく「王が質問されたので、道理を答えたまでです。」と自説を堂々開陳するのです。

この話は孟子のいわゆる「易姓革命」の思想を述べたものとして非常に名高いのですが、私は今回この後に続く部分に着目します。

宣王が続いて「では、異姓の卿はどうなのか。」と問うのに対し、孟子は「王に過ちがあれば王を諌め、繰り返し諌めても聞いてもらえなければ、王の下を立ち去る。」と答えます。諫言を聞き入れない王には見切りをつけてさっさと立ち去るというのです。

この言葉に対する宣王の反応は『孟子』には何も記載されていませんが、もしここで宣王の心に何も感ずることがなかったとしたら、宣王はよほど凡庸な君主だったと言わざるを得ません。部下からの忠言を聞き入れず、かつ人材を見す見す逃すようなら、天下を統一することはおろか、自分の国を維持保全することすら難しいと思います。

この話は、今から二千年以上も前の遠い外国での話なので、現代日本に直ちに当てはまるのかどうかは分かりませんが、少し気になるところがあったので紹介させていただいた次第です。

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