弁護士法人はるか|長野法律事務所

老々介護殺人事件の判決を受けて-誰かに相談することの大切さ-

おはようございます。

今年4月兵庫県で、82歳の夫が79歳の妻の首を絞めて殺し、自首した事件があったことをご記憶の方も多いでしょう。昨日、その判決が言い渡されました。懲役3年、執行猶予5年です。

被告人(夫)はそもそも足腰が悪く、妻の介護は精神的にも、肉体的にも辛く、先が見えない中での犯行の決意だったようです。
こうなるまえに、誰かに相談できればよかったのですが…

介護をだれがするか、金銭の管理などを誰がするかというのは、とても大きな問題です。

成年後見人をつけることで、解決できることもありますし、解決できないこともあります。しかしなんにせよ、どこかに一度相談に行くというのは、とても大切なことです、なにより、悩んでいるご本人が、少しでも楽になるために。