任意後見制度の活用と注意点は？

任意後見制度は、判断能力が十分にあるうちに信頼できる任意後見人との間で契約し、将来の財産管理などを委任する制度です。活用する際は、①契約可能なタイミングが本人の判断能力がある時点に限られていること、②死後事務は引き受けられないこと、③任意後見人に取消権がないこと、そして④家庭裁判所による後見監督人の選任や報酬料が発生することなどに注意が必要です。