弁護士法人はるか|長野法律事務所

AIと著作権

インターネットで多くの文章が公開されており、それをAIに学習させることがある。その中には著作権の対象となる著作物も多数存在する。AIの学習には、通常、非テキストファイル(PDFなどの画像ファイル)で存在している文章をテキスト化するアプリに複写してテキスト化し、かつそれをAI(AIと言われる高度な演算処理が出来るコンピュータープログラム)に更に複写乃至送信する過程が含まれる。従ってこれらが著作権の侵害に当たるかどうか疑義が生じる。AIは表現を言い換える言語処理が可能になっており、著作物をそのままの形で公開しないことはできるが、著作物の複写自体が著作権法上違法となり、損害賠償の対象となるのでAIと著作権の関係を検討する必要がある。