こんにちは。
家族経営の会社で、夫が代表取締役、妻が取締役で、会社は法人なのだけれども、その経費の実態は、夫婦の日常生活と会社の経営活動とがごっちゃになっている、という方は、多くいらっしゃるのではないかと思います。
こういう夫婦が離婚するとき、よく、女性側が会社を辞める形になり、今後の生活に直ちに窮する、財産分与をもらおうにも、預貯金は全て会社名義になっており、夫の口座には入っていない、ということが、たまにあります。
勝手に、取締役の辞任届が出され、登記が抹消されていた、ということさえあります。
このような場合の処理は、任意交渉ではなかなか難しいものです。可能であれば、きちんと司法手続きを取り、衡平な結果を得て離婚することを、強くお勧めします。