弁護士法人はるか|長野法律事務所

山岳遭難事故を振り返って

本業と全く関係のないブログですが…

振り返ってみれば、白馬大雪渓での雪崩からはじまり、鹿島槍でいまだに見つかっていないご夫婦まで本当に事故の多いGWとなりました。
私は劔を北方稜線北部、僧ヶ岳から縦走するという、お前ヒマなのかと言われても仕方がないようなことをやってまいりましたが、盛んに、富山県警のヘリ「つるぎ」が飛び回っているのが、稜線からよく見えました。

そして、下山して、親しい友の遭難死を知りました。衝撃と悲しみで、半日ほど放心していました。
あれほどのベテランが、なぜ死んだ…。いや、ヤマに入る以上、なぜ死んだ、と問うてはいけないのでしょう。ですが彼は本当に上手で、プロよりもヤマが上手だったのではないかと思います。
その彼でさえあっけなく逝ってしまった。


安らかに眠ってください。今までいろいろありがとう。さようなら。私は、あなたの分まで安全に、ヤマに登り続けたいと思います。